リノベで学んだ
安心して暮らせる家の見つけ方

Oさん宅

施主のOさんご夫婦は、2人のお子さんがいる4人家族。 以前は、築30年の中古住宅を買い、自分たちでリノベーションをして住んでいたそうです。「自分たちで床を張ったり、漆喰を塗ったり…。当時は古いものが好きで、少しずつ手を加えるのが楽しくて」とご主人。ところが、急にトイレの水が流れなくなり、配管を取り替えなくてはならないことが判明。雪で屋根が剥がれ落ちたこともあって、家を建て替えることにされました。「もともと10年くらいしたら新築するつもりで…。ちょっと時期が早まったな、という感じでした」

Oさんご夫婦が設計と施工をシノザキ建築事務所に依頼したのは、オープンハウスのチラシがきっかけだそう。「いくつかオープンハウスを覗いたりしていたんです。シノザキさんは自社に大工さんを抱えているし、構造見学会で建築途中の家を公開している点でも信頼できました」

プラン打合せの際は、実現できる、できないは考慮せず、要望をなるべくたくさんリストアップして伝えたそうです。リビングには腰掛けるところがいっぱいほしいと要望。 シノザキが提案したのは、キッチン&ダイニングの床から少し下がったステップフロアでした。段差の部分に腰掛けやすく、人がたくさん来ても座る場所に困りません。玄関から薪の収納場所を通ってリビングの薪ストーブまでひと続きの土間になっていて、動線もスムーズです。

暖房は、1階の薪ストーブとエアコンのみ。「寝る直前まで火をつけていれば、真冬でも朝の室温は17℃くらい。ジャンバーを着て、ふるえながら火を起こすのを想像していたんですけど、そんなこともないです(笑)」とご主人。外壁面はアルミ遮熱シート付きの断熱材、室内側はウッドファイバーという蓄熱する木の繊維で覆い、窓もトリプルガラス。熱を逃がさない家だから、薪ストーブだけで充分あたたかく過ごせる仕様です。

大手メーカーのブランド力や知名度に惑わされず、安心して暮らせる住まいを建ててくれるのは誰か、と考えたOさんご夫婦。 薪ストーブにスキレットを乗せて朝食をつくったり、焼き芋を焼いたりと、新しい家での冬を楽しく過ごされています。

ギャラリーページも併せてご覧ください。→森の栖 つくりびとの家 2017年竣工

 

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