家づくりコラム
せっかく冷やした空気を捨てない
無駄のない空気循環システム
「夏、エアコンをつけているのに、なんだか部屋がすっきり涼しくならない…」 「電気代高騰に負けないように省エネ家電を選んだのに、計算以上にかかっている…」
そんなお悩みの原因は、もしかしたらご自宅の24時間換気システムにあるかもしれません。法律で義務付けられている24時間換気ですが、せっかく冷やした室内の空気を外へ逃がし、外の熱気と湿気を室内に取り込んでしまうという、夏場には残念すぎる弱点があるのです。
今回は、電気代高騰の時代を生き抜くために知っておきたい換気・冷房効率のジレンマと、その弱点を根本から克服し、家全体を、深呼吸したくなる清浄空間に変える特許技術について解説します。
24時間換気システムの盲点
シックハウス症候群対策として、現在の住宅には24時間換気システムの設置が義務付けられています。しかし、このシステムが夏の冷房効率を大きく下げ、ますます冷房費がかさむ原因になっていることはあまり知られていません。

一般的な換気システムは、熱を逃がしている
多くの住宅で採用されている第三種換気(自然給気・機械排気)や、一般的な第一種換気では次のような問題が起こっています。
●せっかく冷やした空気の排出/エアコンが部屋の空気を冷やしても、換気ファンによってその冷気は強制的に外へ捨てられます。
●外の熱気と湿気が室内に侵入/捨てられた空気の代わりに、外の30℃を超える熱気と、ジメジメした湿気がそのまま室内に流れ込みます。
つまりエアコンでお金をかけて冷やした空気を捨てながら、換気口から熱風を部屋に招き入れている状態です。外気が上昇する時期は、エアコンがフル稼働し続け、電気代が爆上がりするということもしばしば起きてきます。
一般的な換気 vs ラディアント・サーキュレーション・システム
室内の空気をクリーンに保ちたいけれど、換気をするとせっかくの冷気が逃げて部屋が暑くなるというジレンマを、構造から根本的に解決したのが、ラディアント・サーキュレーションシステムです。
一般的なシステムとの比較では、夏の空気の流れと効率に以下のような違いがあります。
【一般的な24時間換気】
・夏の空気の取り込み/外の熱気・湿気をそのまま室内に吸い込む
・冷房の効率/冷気が外に逃げるため、常にエアコンが稼働
・空気の質/フィルターを通し埃を除去、匂いや湿気は取り込まれる
・冷え方の特徴/エアコンの風による局所的な冷え、だるさを感じやすい
【ラディアント・サーキュレーション・システム】
・夏の空気の取り込み/室内の空気(再利用)+必要な外気を、
床下の地熱や地下水で冷却しながら取り込む
・冷房の効率/家全体の空気を循環させるため、エアコンに頼らない涼しさ
・空気の質/床下の珪藻土を通り抜けることで、調湿・消臭される
・冷え方の特徴/壁や床から涼しさがじんわり感じられる輻射冷却
シノザキ独自の特許技術「ラディアント・サーキュレーション・システム(輻射熱循環システム)」については、ぜひこちらもご覧ください。
なぜ深呼吸したくなるの?
床下×珪藻土がもたらす天然の空気清浄効果
ラディアント・サーキュレーション住宅の最大の特徴が、空気の通り道である床下に、天然の珪藻土(けいそうど)を塗布しているという点です。
① 日本の夏の不快感=「湿度」を物理的にカット
人間が、不快だと感じる暑さの原因は、室温の高さだけでなく湿度にあります。ラディアント・サーキュレーション・システムでは、外から取り込んだ空気がまず床下を通ります。床下に塗布された広大な珪藻土が、夏のジメジメした湿気を調湿するため、室内に上がってくる空気はいつでも適度な湿度を保っています。
② 家は、きれいな空気をつくり、循環させる装置
珪藻土には、優れた消臭・空気清浄効果もあります。生活臭やペットの臭い、建材特有の匂いなどを床下を通過する段階で吸着・分解。機械のフィルターのように目詰まりして性能が落ちることもありません(定期的なフィルターや機器の清掃は必要です)。
家全体が空気を浄化し循環させる装置として常に機能するため、お客様からは、比較的部屋のどこにいても一定の温度・湿度で、埃も溜まりにくいという声をいただいています。家にずっといると気づかないほど自然ですが、外から帰ってくると気づきます。一歩足を踏み入れた瞬間に、空気がおいしいと感じるその理由は、この天然素材を活用した換気の仕組みがあるからなのです。
機械に頼らない引き算の構造が、10年後の維持費を分ける
電気代高騰やエネルギーの自立を考えるとき、もう一つ忘れてはならないのが、将来のメンテナンスコストです。
最近では、熱交換機能がついた複雑な高級全館空調システムも増えています。しかし、これらは10年〜20年経ったとき、複雑な配管の内部に溜まった埃やカビの掃除ができずに放置されたり、機械本体が故障した際、数十〜数百万円の総入れ替え費用がかかったり、といったリスクを抱えることになります。ラディアント・サーキュレーション・システムは、複雑な機械を組み込んだシステムではありません。
・緻密に計算された空間設計(空気の通り道をつくる)
・高耐久なDCモーターファン
・半永久的に機能する珪藻土
という、極めてシンプルな構造で成り立っています。壊れる部品が最小限だからこそ、10年後、20年後も高い省エネ性能を維持し続け、余計な修繕費で家計を圧迫することがありません。
エネルギーコストについて、徹底比較した記事も、ぜひご覧ください。
エネルギー自立の時代に、本当に選ぶべき住まい
これからの時代に求められるのは、遠方からコストをかけて運んでくる燃料に頼ることなく、その土地の足元にある自然のめぐみを活用するという、人間が本来営んできた暮らしに回帰する家づくりです。
そのためにシノザキでは、24時間換気による熱ロスをなくし自然の地熱を味方につけること、機械に依存せず、珪藻土などの自然素材の力で空気の質を整えることを実現します。
このラディアント・サーキュレーション・システムがもたらすほどよい涼しさと、深呼吸したくなる空気の心地よさは、数値だけでは決して測れない、住んでから毎日実感できる本当の価値です。
電気代の高騰に振り回されず家族が健康に暮らせる次の時代の住まいを、あなたも手に入れてみませんか?
すこしでも共感いただけたなら、ぜひ一度、気軽にお茶を飲みながら家づくりについて語り合える、
しのカフェにお越しください。お待ちしております。