森の栖

いだかれる家

2015年竣⼯

⼿稲⼭の麓に位置するその⼟地は、近くに住む家族が野菜を育てながら⼤切にしてきた場所。

今回、その⼀角に仲良し家族がみんなで⾷卓を囲む住まいが完成しました。緩やかなアプローチ階段を上がって玄関ドアを開けると、札幌軟石で仕上げたエントランス、正面には土間から庭へと抜ける開口部を設けました。その庭で愛犬と遊んだ後、足を洗えるよう、土間にはペット専用の水場もあります。

ソノケリンの床が印象的な室内は、小上がりと小下がりのある空間に。

小上がりは畳敷きのくつろぎスペース、小下がりはカーペット敷きのリビングとなっています。これらは間仕切られていない連続した空間です。可変的な使い⽅ができ、⾼さの変化をつけることで「居場所」をつくり出しています。

⾒上げると、斜めに切り取られた⼤きな吹き抜けが2階のプライベート空間との距離を縮めてくれています。
手稲山の自然と、家族の眼差しにいだかれながら伸び伸びと過ごすことができる暖かな住まいです。

 

□竣工/2015年
□構造規模/木造2階建
□延床面積/120.7㎡(36.5坪)
□主な仕上げ
[床]:ソノケリン無垢フローリング
[壁]:ゼオライト塗装
□暖房方式/ECO ONE(ガス+電気のダブルハイブリット式)、1F:スラブヒーター、2F:パネルヒーター

 

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