低エネルギー

Low energy

3LOWの家づくり

低エネルギー・低CO2の暮らしを、ランニング&メンテナンスの低コストで実現しようと努力することは、住宅を提供する企業としての使命です。シノザキでは、ラディアント・サーキュレーション・システム(特許第7287683号)を柱に、経済性と快適性の両面から、あたらしい時代の上質な暮らしを叶えます。

家は、輻射熱をめぐらせる、装置になる

涼しい、あたたかいという人の感覚に、直接働きかけるのが「輻射熱」です。家そのものが、大量の空気を動かす装置として働き、輻射熱が加わった空気を家中にめぐらせます。これが、シノザキの家づくりの哲学でもある、ラディアント・サーキュレーション・システムです。
輻射熱は、壁、天井、床、さらには家具などにも熱を伝えます。そこからも、人は温度を感じます。すなわち実際の室温よりも、効率よく快適さを感じます。
冷房には、建物の床下温度を活用。暖房には、地元で入手できる薪やペレットを利用して、エネルギーの地産地消を実現し、創エネしながら低エネルギー・低CO2な暮らしを叶えます。

輻射熱循環住宅の冷房

ひんやりとした床下の空気と、わずかな電力で、快適な室温を保つ特許技術。

庇を出すなどの設計上の工夫は基本的な計画として大前提になりますが、床下の温度は、外が30℃を超えていても、18〜26℃に保たれています。室内の暖まった空気を、この床下の冷気で冷やし、家全体にめぐらせる独自の技術が、ラディアント・サーキュレーション・システムの冷房です。人が健康に過ごせる室温(26〜28℃)を、少ない電力でキープします(冷房エアコン不使用)。

輻射熱循環住宅の暖房

人に直接届く、熱効率の高い輻射熱。

暖房機器は輻射熱をたくさん生み出すものであれば床暖房でもFFストーブもOK。たとえば長い煙突がのびた薪ストーブ1台で、家中の暖房をまかなうことができます。薪ストーブから発生する輻射熱を家全体にめぐらせ、壁、床、天井、家具などに蓄熱。空気の対流でさらに輻射が起こり、どの場所にいても、じんわりとあたたかさが伝わります。

大量の空気が、
家中よどみなく循環します

よどみのない空気の循環を起こすのは、家の主軸に通した「風道」と、DCモーターファン、シーリングファン。緻密な計算によって随所に設けた開口部や空間デザインが、空気を動かします。
◎規格住宅の開発にあたっては、アース21と北海道職業能力開発大学校の協力で空気循環の可視化実験を実施。設計に反映。

協力:北海道職業能力開発大学校

詳しい資料はこちら(PDF)

空気がきれいであること

珪藻土は消臭や調湿作用があると言われています。シノザキでは空気の通り道である床下に珪藻土を塗布。 そこへ空気が触れながら流れることで、きれいな空気が家全体に循環するよう設計しています。

太陽光の利用

ラディアント・サーキュレーションシステムと太陽光発電との併用で、ほとんどの電気をまかなえる場合があります(※)。さらに、空気の熱でお湯を沸かすヒートポンプ給湯システム・エコキュートの導入で、電気代の節約にも貢献します
また、V2H対応の電気自動車は大容量の蓄電池として使用可能なため、将来的な電気自動車への買い替えが予測される場合は、太陽光発電との連携もおすすめしています。

※太陽光発電は、屋根形状や設置条件によって発電量が異なります。物件ごとにプランシミュレーションが必要です。詳しくはお問い合わせください