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断熱の話

2015.11.17 -

11月も後半になりまして寒くなってきましたね。

わたしたちのいえづくりも年末に向かって完成するおうちが増えてきて10月より見学会ラッシュとなりたくさんのお客様にご来場いただきました。

ご来場いただきましたお客様に心から感謝いたします。

さて、今回のブログは性能のおはなしです。

完成現場でかべの中も見えないのに性能のお話をしてもピンと来ないのではと思いこちらで語らせていただきます。

11月に入り見学会であるお客様からこんな問いかけがありました。

「なんでシノザキさんのところはペレットストーブ一台でそんなに暖かい家になるんですか?」

いままでの数百棟お手伝いさせていただいた住宅建築でわかってきたことがあります。(住宅建築は奥が深い!)

それは、ある一定以上の高断熱化をはかると、小エネルギーの熱だけで家の中全てが温度差がほとんどなくあたためることができるんです。

境目なく高断熱にすることはイニシャルコストがかかりすぎて現実的ではなくなります。

それなら、イニシャルコストをかけすぎずにちょうどいい境目(健康的な快適さとランニングコストを抑えられることの両立ができる)を設定することがお客様にとってとてもメリットがあることではないかと。そこでそのちょうどいいところ(イニシャルを多少かけても10年以内に回収できるラインが私の基準ですが)をいろいろな工夫をして進化させてきました。

いくつかの工夫があるのですが少しお話すると

①断熱材にウッドファイバーを使用しております。(シノザキのいえは特注で105㎜を作ってもらっています)

これは蓄熱性の高い断熱材で高性能GWの約3倍の熱容量(蓄熱性)があります。

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②それを遮熱性能の高い両面アルミ箔で挟まれたウレタンもしくは発泡ポリスチレンで覆うことが大切。60㎜以上。断熱性を単に高めるだけではなく温めたものを逃がさないし、外側面もアルミ箔ついている断熱材のおかげで夏も涼しく快適。

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③次に家の中の空気の流れを読むことが重要です。冬場には熱源の位置とその熱がどんな風に家の中で動いているかを考えないといけません

。これには換気システムと家の中を空気がうごいてくれるいろいろな工夫(建築的な間取り、吹抜などの工夫や開口部の工夫。シーリングファン

や換気システムなどの機械的な工夫)が必要です。

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④無垢の床材やぬり壁などを標準的にオススメしているのは人がその素材感を感じられる快適さはもちろんのこと、

自然素材はその相乗効果として熱の保持、吸放湿をしてくれる(人が快適に感じられるように調整してくれる)のです。

そこにも塗装にリボスを使用するなどこだわりもあるのですが、、、

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今時の家はどんな家でも冬暖かい、ハウスメーカーだから暖かいと一律に考えるのはどうなのでしょう。

建物は炊けばあたたかいのは然るべきということですよね。

 

他にも、C値(気密性能・施工精度=丁寧な仕事である程度の数値が望めます)や換気システムなど重要な要素もありますが

奥が深く長くなるのでまた次回に!

 

今週末の土日も手稲富丘と清田区里塚で見学会です。お会いできるのを楽しみにお待ちしております。

私はきっと富丘ですなヽ(*´∀`)ノ

久しぶりの独り言です。

2015.05.18 -

久々の更新です!

たくさんのお客様と日々お会いしたり、お話したりしているといつも思うことがあります。それは、家づくりを検討しているかたには設計や施工をどこに頼んで良いかを本当に迷ってしまうのではないでは?と。

たくさんの魅力的な言葉や写真がHP上にわんさとありますので致し方ありませんよね。

そんな中で私、どこに頼むにしても家づくりは出会った建築士などのプロに全てを任せないといけないものかと長い住宅建築経験の中で思ったことがありまして、独立起業した直後に半年間かけて作成した本があります。何が書いてあるかというと、プロでさえ考えない、ないしはなんとなく考えていることを明確に言葉や絵にしてあります。家づくりを依頼する本人も建築士が基本的に考えていることを理解したほうが、いい家づくりができるのではないかということをテーマごとに書き下ろしたものでした。もちろん建築基準法などの法規制はプロに委ねる部分もありますが、特に間取りづくりやデザインの考え方の基本はあるはずだと感じていたのです。またお客様には言いにくいけどこんなことをプロ側は考えているんですということを知ってもらいたいという意味もあります。独創的なデザインや想像力はお任せする建築士の力量にも大きく影響すると思いますがまず押さえるのはやはり基本だと思います。この本の内容は、シノザキ建築事務所のHPにもリンクがはってあります「良い住宅.jp」に連載記事が掲載されています。しばらく記事アップを疎かにしてしまいましてお恥ずかしい限りですが、反省の念を含めて内容を今の時代に則して改訂して再度継続して掲載していきますので参考にぜひ!!!

さてHPに久々の登場ではありますが、私が普段考えていることをこれから少しづつではありますが、「素敵な家づくりがしたい」かたに向けて発信していこうと思いますので、またいらしてくださいね!

まず本日はさわり程度に、、、

 

 

【注文住宅の重要ポイント】”きれい”な住宅5つの法則 その4〜5

2013.02.14 -

④直線を強調する

このケースで良くあるのは、屋根のライン(軒先など)の直線をきれいに見せると外観が美しくなります。なるべく途切れずにできる限り長く連続させた直線というところがポイントです。中途半端な直線はNGです。でも現実的な家の大きさを考えるとこれは結構ムヅカシイ、、、難易度高めです。北海道でも新興住宅地などでたまに見かけますね!

⑤ワンポイントアクセント

外観であればポーチ柱だけを違う素材(疑石タイル貼など)にするとか、部分的に際立つ色を使うなど(形の効果より、色の効果のほうが人間は反応しやすい。ただし、色については下品にならないように気をつけましょう。

内部でもたくさんあります。洗面台のカウンターの上端にあわせてタイルを貼るとか、玄関正面の壁に掘込みを作って(ニッチといいます)照明をあてるとか、キッチンの床に色の違う小さなアクセントを施すなど。

 

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アイデアというのは、意識をすれば無数に出てくるものです。

基本的に良く使うデザインの手法として5つあげましたが、本屋さんにおいてある住宅雑誌(ちなみに私は’モダンリビング’などを定期購読してよくみています)をチラッと見てみてください。

「あー!なるほど。このパターンはこれだな!」
と何かつかめるものがあるはずです。

しかし、最初にお話したようにデザインを発想することは好きでない人にはなかなかできないことです。

「デザインはちょっと、、、」という方は、何かを見て(本でも、実際の家でも)気に入ったイメージがあったらとにかく写真を撮りまくる。そしてそれを、デザインを考えてくれる人にみせるということをしてみましょう。

【注文住宅の重要ポイント】”きれい”な住宅5つの法則 その2〜3

2013.01.27 -

② 左右対称の法則

この例で有名なのが、インドのタージマハルでしょう。左右対称なのも人間が美しいと感じる形式なのです。

実際の住宅の計画にこれを反映するポイントは、窓の大きさと高さを統一することと、玄関は南にある(基本的には道路が南側)計画であれば比較的実現しやすいということになります。

当然内観にも当てはまることです。寝室のベッドの置き方、背面の窓のつけ方、壁付灯のつけ方を左右対称に設定するだけでも安心できる寝室になります。

 

③3つ以上の同じものを規則正しく並べる

外観であれば、アクセントにある部分小窓を3つ並べる。

内観であれば、3本の化粧柱を15cmほどの間隔をあけて並べ、ダイニングとリビングの間の目隠しとする。壁部分に15cm角ほどの木枠を3つ並べるなどです。

【注文住宅の重要ポイント】”きれい”な住宅5つの法則 その1

2012.12.18 -

「どうしてあんなにきれいな外観(内観)デザインになったんだろう」
という家、みたことありませんか?この章に入る前に、まず最初にお話しておきたいことがあります。

あなたがこれから建てる自分の家は、当然センスのいいデザインで、自分でも満足できるものの方がいいに決まっています。でも、建築でよくありがちな奇抜なデザインで目を引くことに集中しすぎている設計があることも認識しておかなければいけません。決してデザインだけに偏ってはいけないということです。住宅においてはデザインは機能があって初めて本物のデザインだといえます。

しかし実際問題として、デザインに関しては、プロではないあなたが発想するのは難しいことです。依頼している設計士がデザイン的にも機能的にもセンスのいいデザインであなたの満足するものを提供してくれればいいのですが、なかなかピンとくるものを出してくれないこともあります。
しかし、そんなときにあなたがこの5つの法則を知っていることがきっかけで、設計士もちょっとしたひらめきになりそのアイデアが納得のいくものであったりすることも多いと思います。(実際に私もお客様との会話の中から発想が生まれてくるという経験を何度もしております)

その法則とは、、、

①あなたは過去に一度くらいこんな言葉を聞いたことがあるかもしれません。
「黄金比」 = 1:1.618


名刺の縦横の寸法比や、パルテノン神殿(高さと底辺の比が1:1.618)やピラミッドの建築寸法(高さと底辺の1辺の長さが1:1.618)、自然界にも多数存在します。人間にとってもっとも安定し、美しいと感じる比率です。確かに安心する感じがします。(興味のある人は、検索で「黄金比」と入力すると詳しい説明が見れます)

たとえば、外観を色分けするとき(モルタル+タイルなど)、道路からみた時に2種類の外装材が見えます、そのときの割合を「黄金比」に近くすると安定した美しい外観になることが多いのです。(例えば外装材の吹付:タイルを1:1.618位にする。あまり正確さにこだわらなくていいです。だいたいでいいのです)ちなみに3種類の外装材を使うのはかなりの難度!(窓枠や柱型、ワンポイントで使用する部材は別です)プロにおまかせです。

建物の外形に関しても同じです。建物は基本的に道路側から見られることになります。

そのときに道路から見た建物の幅(2階部分の幅と1階部分の幅の割合を1:1.618くらいにする)が黄金比に近ければやはりバランスのいい建物に見えるのです。

内観も同じです、リビングのテレビ背面に木や疑石を貼ったり、内装用の塗壁やタイルを施したりするときに、ある一面の壁面を見たときに壁紙とアクセントの割合をほぼ黄金比くらいにします。このバランスが見た目に美しいということになります。

下の写真:例えば壁面のタイルとクロスの比率を1:1.618位にする。