11月も後半になりまして寒くなってきましたね。
わたしたちのいえづくりも年末に向かって完成するおうちが増えてきて10月より見学会ラッシュとなりたくさんのお客様にご来場いただきました。
ご来場いただきましたお客様に心から感謝いたします。
さて、今回のブログは性能のおはなしです。
完成現場でかべの中も見えないのに性能のお話をしてもピンと来ないのではと思いこちらで語らせていただきます。
11月に入り見学会であるお客様からこんな問いかけがありました。
「なんでシノザキさんのところはペレットストーブ一台でそんなに暖かい家になるんですか?」
いままでの数百棟お手伝いさせていただいた住宅建築でわかってきたことがあります。(住宅建築は奥が深い!)
それは、ある一定以上の高断熱化をはかると、小エネルギーの熱だけで家の中全てが温度差がほとんどなくあたためることができるんです。
境目なく高断熱にすることはイニシャルコストがかかりすぎて現実的ではなくなります。
それなら、イニシャルコストをかけすぎずにちょうどいい境目(健康的な快適さとランニングコストを抑えられることの両立ができる)を設定することがお客様にとってとてもメリットがあることではないかと。そこでそのちょうどいいところ(イニシャルを多少かけても10年以内に回収できるラインが私の基準ですが)をいろいろな工夫をして進化させてきました。
いくつかの工夫があるのですが少しお話すると
①断熱材にウッドファイバーを使用しております。(シノザキのいえは特注で105㎜を作ってもらっています)
これは蓄熱性の高い断熱材で高性能GWの約3倍の熱容量(蓄熱性)があります。

②それを遮熱性能の高い両面アルミ箔で挟まれたウレタンもしくは発泡ポリスチレンで覆うことが大切。60㎜以上。断熱性を単に高めるだけではなく温めたものを逃がさないし、外側面もアルミ箔ついている断熱材のおかげで夏も涼しく快適。

③次に家の中の空気の流れを読むことが重要です。冬場には熱源の位置とその熱がどんな風に家の中で動いているかを考えないといけません
。これには換気システムと家の中を空気がうごいてくれるいろいろな工夫(建築的な間取り、吹抜などの工夫や開口部の工夫。シーリングファン
や換気システムなどの機械的な工夫)が必要です。

④無垢の床材やぬり壁などを標準的にオススメしているのは人がその素材感を感じられる快適さはもちろんのこと、
自然素材はその相乗効果として熱の保持、吸放湿をしてくれる(人が快適に感じられるように調整してくれる)のです。
そこにも塗装にリボスを使用するなどこだわりもあるのですが、、、

今時の家はどんな家でも冬暖かい、ハウスメーカーだから暖かいと一律に考えるのはどうなのでしょう。
建物は炊けばあたたかいのは然るべきということですよね。
他にも、C値(気密性能・施工精度=丁寧な仕事である程度の数値が望めます)や換気システムなど重要な要素もありますが
奥が深く長くなるのでまた次回に!
今週末の土日も手稲富丘と清田区里塚で見学会です。お会いできるのを楽しみにお待ちしております。
私はきっと富丘ですなヽ(*´∀`)ノ